ぶどうの出荷に必要なもの
ぶどうの出荷に必要なもの
こちらではぶどうを出荷する際に何を使ったら良いのかを説明させていただきます。
梱包材の役割はぶどうを無傷で無事にお客様の手元に届けることです。
さらに見た目でお客様に満足感を与えることも重要です。
ぶどうを袋にいれましょう
ぶどうを房で出荷する際にはまず袋に入れます。
これにはぶどうをキズから守る、小バエ等の虫を寄せ付けないといった効果があります。
一般的には紙セロ三角袋を使われる方が多いです。
紙セロ三角袋よりお値段は少し高いですが、
高級感を出せる不織布の三角袋もおすすめです。
また、コンテナに入れて市場等に出荷される際には、
コンテナ出荷袋に入れて出すのが一般的です。
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※この時点で粒が抜けていたり、粒のいくつかにキズがあるなどして
房で出荷できない場合は粒を切り落としてパックに入れて販売する方が多いです。
シール等ぶどうの品種がわかるものを貼りましょう
袋に入れたぶどうの品種がお客様に一目でわかるように品種名の入ったシールを貼ります。
近年ぶどうの品種が多くなり、シールの需要も増しています。
また、生産元がわかるように住所や顔写真が入ったシールや、
『皮ごと食べられます』『種無し』などの説明シールを貼る方も多いです。
そういったシールは既成のものがありませんので、オリジナルで作ります。
化粧箱を用意しましょう
贈答用で送る場合、化粧箱に入れて送るのが一般的です。
大切な方に送る場合には高価そうな見た目のものが好まれます。
また、親しい間柄の方にはカジュアルな見た目のものが多いです。
化粧箱の底に緩衝材を置きましょう
ここから緩衝材の説明になります。
まずは輸送時の衝撃でぶどうが潰れたり傷がつくのを防ぐ為、
化粧箱の底にクッションとなる緩衝材を置きます。
当社で取り扱っているクッションは3種類です。
1つ目は見た目に高級感があり、クッション性も抜群なのがウレタン素材のマットです。好みのサイズにカットをしてくれるので、どのような箱にも対応できます。ロット数はサイズによって250枚から500枚になります。
2つ目は「プチプチ」の呼び名で有名なエアマットです。
一般的な粒の小さいものではなく、一つ一つの粒が大きいもので
クッション性も抜群です。
こちらも好みのサイズにカットしてくれます。
ロット数も100枚単位なのでお手軽です。
3つ目はポリエチレンのやわらかい素材を網目状に織り込んだマットです。厚みも薄いものから厚いものまであり、用途に合わせて使い分けることができます。
ロット数も200枚単位で出荷可能です。
隙間を埋めましょう
化粧箱の底にクッション材を置いてその上に袋に入れたぶどうを置いたら、
ぶどうと箱の隙間を緩衝材埋めます。
ぶどうと箱との間に隙間があると、
運送中の振動でぶどうが箱にぶつかりキズや脱粒の原因となります。
当社で取り扱っている緩衝材は大きく2種類です。
1つ目はセロ綿です。
これはセロハンを細かく裁断したものをまとめたもので、隙間をまんべん無く埋めてくれます。
1つあたり2.5キロほど入っており、約30~50箱ほど使用できます。
2つ目は木毛です。
これは木を細かく削ったもので、見た目にかなりの高級感があるので、
贈答用におすすめです。
さらにもうひと手間
近年、フルーツキャップをぶどうに被せることが多くなっています。
ぶどうをフルーツキャップに入れてから脱粒の苦情が劇的に少なくなったというお話しも聞きます。
脱粒でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひご検討下さい。
安心な出荷作業を
ぶどうを出荷する際の資材は以上となります。
化粧箱や緩衝材を用途に合わせて上手に使い、
生産者とお客様両名が安心できる出荷作業にしていきましょう。